空手家への道 その95

ウーロン社

2018年02月01日 18:00

1月28日(日)に初段昇段審査を受けて参りました。

ずーっとブログをさぼってきましたがシリーズでお送りしている『空手への道』の集大成なので、これだけは書かないわけにはいきません。

2年前に1級に昇級してから昇段はまだ少し早いかとも思いましたが歳も歳だし、いつ身体の不調が起きるか分からなし仕事が忙しくなり空手が出来なくなる可能性があったので体調もよく仕事も忙しくない現在(それもいいのか悪いのか…)思い切って今回、受審させていただきました。

この歳になると型もなかなか覚えられないので半年前から型のDVDを超スローにして何度を見返したり分解図を紙に書いたりして必死に覚えました。
今までは家でしか筋トレはしていませんでしたが身体作りのためジムにも通うようになりました。

昇段審査が決まってから天王道場で一度、10人組手を想定して10人連続で組手をしてもらいましたが3人目で息があがり5,6人目ではボディが効いてきて頭では分かっているのだけれど固まって動けなくなってしまいました。この時、改めて昇段の厳しさを痛感しました。まだ自分には早かったかもとも。

そこからは毎日の型の練習とともに全力のシャドウを10本以上やるなど少しでも慣れるようにしてみました。

昇段審査当日はかなり緊張した面持ちだったらしく、かなり周りの道場生から心配されました。
基本、移動と終わり型(三戦・撃塞小・征遠鎮)の審査です。


完璧までとはいきませんが先生方から良い評価をいただきました。

そしていよいよ10人組手
とにかく自分の空手をしようと心に決め臨みました。






やはり3人目くらいになると呼吸が乱れて動きが止まってしまったりしましたがセコンドの先生・先輩から指示がとび何とか我に返り平常を取り戻すことができました。



7~8人目ともなるとだいぶ苦しくなってきましたが天王道場でやった10人組手よりはダメージも少なく冷静でいられました。

そして10人目はこの空手の世界に誘ってくれた兄である青木先生との対戦でした。
最後に残っている全ての力を出し切り絶対さがらないという気持ちだけで臨みました。



最後はボコボコにされましたが10人組手完遂

正式な合否は後日になりますが空手を始めて約7年。なんとか黒帯になれそうです。
入門当時、すでに43歳でしたので黒帯は雲の上の存在で自分には到底無理だと思っていましたが毎週、稽古に参加していけば地道に成長しているものなのですね。
黒帯になったとはいえまだまだ空手は奥が深く自分の知識・技術はひよっこ同然ですので今後もより一層精進し続けたいと思います。

押忍



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